ディスコン

       

 

ここでは、いつでも、どこでも、誰でも、すぐできる、簡単なようで奥が深いディスコンについて説明します。「滋賀県ディスコン協会」がディスコン普及のため,当初は独自でルール等を作成し進めていましたが、「全国ディスコン連盟」に加入しましたので、「全国ディスコン連盟」のルールに沿って説明します。

[ディスコンの由来]
少年自然の家で、クラフト活動に使用するコースター(木を輪切りにしたもの)から発想し、1997年(平成9年)に完成した、日本で生れたスポーツです。ディスク(円盤)と、コントロールを合成してディスコンと名付けられました。美麗・コンパクトで楽しいので、プリンス・オブ・ニュースポーツおよびだれもが主役になれるユニバーサルスポーツと呼ばれています。 (ディスコンは特許登録製品です。)

[ディスコン」って、どんなスポーツ
ディスク(片面赤色、他面青色)12枚とポイント1枚を準備。赤と青の2チームに分れ、1チーム6枚のディスクを投げ、どちらがポイントに近づけるかを競う簡単なスポーツです。初めての方でもベテランと対等に競技を楽しむ事が出来ます。
☆ディスクなどは軽量・安価・コンパクトなので、常備携行でき、すぐに活用できます。総重量:950g
☆年齢・性別を問わず、ハンディー無しで楽しめます。
☆個人戦でも団体戦でも楽しめます。〜1人対1人の個人戦から、6人対6人の団体戦まで競技できます。
☆6畳程度のスペースがあれば楽しめます。
☆安全で公害のない、地球にやさしいニュースポーツです。

[ゲームの方法]
「全国ディスコン連盟」では、ゲームの方法、採点の方法、審判基準などをきめ細かく決めています。
初めての方でもディスコン競技を体験していただければ、すぐに要領が解ると思います。

「コートとコートの設定」
○コートの広さは間口5m(3m)、奥行10m(7m)が標準。投盤ラインから3mの所にポイントラインを引く。
 ただし、会場、参加人数によりコートの広さを調節して行っても良い。
○コートは、容易に見分けやすい色のラインで作成するのが好ましい。

「競技人数と投盤数」
競技にはディスク(約73g、直径12cm、厚さ10mm)12枚とポイント(10g、直径6cm、厚さ3mm)1枚が必要です。2チームで競いますので、各チーム6枚のディスクを投げ合います。チーム編成は次のように行います。
★団体戦 1チーム2人の場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1人3枚
        3人の場合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1人2枚
        4〜5人の場合・・・・・・・・・・・・1人1枚 (残りは誰が投げてもOK)
        6人の場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1人1枚
★個人戦   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1人6枚

「勝敗、競技時間」
得点が7点(11点)先に得点したチームが勝ちとなり、そのゲームは終了します。
         (会場、参加人数により競技時間の調整が出来ます。)

「競技の進め方」
@競技方法は、主審(インストラクター)の指示に従い競技を進めます。
A最初にジャンケンでチームの色(赤か青)を決めます。勝ったチームが赤(先攻)です。
B
始めに赤チーム(先攻)の最初の投盤者がポイント(黄色のディスク)を3〜10m範囲内に投げ、続いて赤面を上にしたディスコン1枚をポイントに近づくように投げます。
 ポイントがコート外や3m未満の時は、再度ポイントを所定の範囲に入るまで投げます。
 赤のデイスクが裏返り青になった時は、引続き赤チームが投げます。
C次に青チーム(後攻)が投げ、ポイントに近い赤または、青のディスクを確認します。
 青のディスクが赤のディスクと等距離の場合は、引続き青チームが投げます。
Dポイントより遠い方が負けとなり、次からは負けた方から順次投げ続けます。絶えず、ポイントに1番近い ディスクよりも遠い色のチームが、それよりも近づくまで続けて投げます。
Eディスクを全部(6枚)投げ終わったら(片方のチームが6枚を投げ終わり、他方のチームが得点の場合、6枚投げる前に、得点が7点(11点)になればその時点で終了となります)、1イニング終了となり主審、副審とチームリーダーで、ディスク (赤、青)の採点を行います。なお、どちらかのチームがディスクを6枚投げ終わったら、残りのディスクを投げなくてもかまいません。この場合、残りのディスクを投げる事が追加得点できるときも、逆転して自滅する時もあります。
 ◎得点は、ポイントに1番近いあいてのディスクより何枚近いかを数えます。
 ◎計測方法は、ポイントとディスクとの内壁の最短距離の計測が基準です。
F数えた数だけ、イニングごとに得点表に○記入、○の中にイニングの回数を書き込みます。
 反則点の記入は○の替わりに△とし、同じく△の中にイニング数を書き込みます。反則点は発生した時点 で直ちに記入するようにします。
G早く7点(11点)獲得したチームの勝ちです。

 勝敗を決定づける7点に、片方はコート上の得点で、他方は反則ペナルティー点により到達した場合は、コート上の得点を優先して、そのチームの勝ちとします。
H続いて次のイニング入り、負けたチームからポイントを投げます。

[審判基準]
(反則)
◇ペナルティー《相手チームに1点加点》
◆投げる時、投盤ラインや両サイドの投盤エリアラインを踏んだり超えた場合は相手チームに1点加点する。
なお、投盤者が、投げ終わった直後にコート内に踏み込んでもOKとします。
◆「すべらし」投法または「ずらし」投法した場合、相手チームに1点加点する。
◆選手が反則的であったり、主審の指示に従わなかった際は、主審の判断で1失点を課するペナルティーの扱いが出来るものとします。
◆意識的に試合を妨害するような行為があった場合、主審は協議の上、そのチームが試合を放棄したものと判定し、不戦敗扱いとすることができます。


◇ペナルティー《ディスクが無効となり審判が没収》
◆投盤者が30秒以内に投盤しない場合、そのディスクは無効となり、副審が没収する。
◆ポイントを2回失敗した場合、ポイントを投げる権利が相手に移る。また、ポイントを投げていた方から、
ディスクを没収します。
◆人や物に当たってコート内に入った「ポイント」または「ディスク」は、「ポイント」は失格とし、
「ディスク」は没収します。

◆主審の指示に従わずに投盤した場合⇒そのディスクをイニング中没収(コート内の状況はそのまま続行)
   (※ポイントを投げるときにはこれらの反則行為を適用しません。)
(ノーゲームイニングの扱い)
競技中にポイントがコート外に出て手持ちディスクが同数となった場合のノーゲームも、1イニングとしてカウントします。例えば3イニング目がノーゲームとなった場合は、次のイニングは4イニング目として扱います。なお、上の例の場合で言うと、3イニングで先攻してポイントを投げたチームが4イニング目でも先攻することになります。ただし結果的にノーゲームとなったイニングでも、反則の△点が発生した時は、加点されて失点した側のチームから先攻するようにします。これは○1つも△1つも同等に1点として扱う事を意味します。

(留意事項)
@団体戦でのチーム内投盤順の狂い
 上記項はペナルティーとはしませんが、うっかりミスとして副審が注意を与えると共に、チーム内で相互に気をつけ合うようにします。
イニングごとのトップ投盤者は、そのイニング数と投盤順数を合わせながらローテーションしていく便法が採用されています。投盤者だけが投盤ラインに立ち、他のメンバーはサイドライン側に、投盤順に並ぶといいでしょう。
A
主審は常時コート内にいるので投げられたディスクやポイント、特に動きの速いポイントが身体に触れないように留意します。

【特異なケースの判定など】
◆ポイントがコートから出た場合、そのイニングは終了し、得点の計算をする。
手持ちのディスクの枚数で採点し、両チームのディスク枚数差を多いチーム側の得点とします。同数の場合はノーゲームとします。
◆ポイントがディスクに当てられたり、自然の作用で(風等)で移動した場合は、そのまま移動先の位置から測定する。
◆赤、青ディスクが2枚完全に重なった場合は、測定対象から除外する。
◆等距離や判定が困難の場合は、その次に接近しているディスクで測定する。
◆ディスクが立ってしまった場合は、中立・ノーカウントとする。
◆ディスクが破損した場合は、本体部分(大きい方)で測定する。
◆ポイントやディスクを投げた時、転がってコート外に出てからコート内に戻った場合は、停止した位置で有効とする。
◆ポイントやディスクが主審に当たった「ポイント」、「ディスク」は有効とする。
◆主審の指示間違い(赤なのに青を表示)はそのまま続行とします。
◆膝頭を床に着けたまま投盤することは許される。(障害者の場合は、この姿勢で投げる場合がある)
◆イニング終了し、同得点の場合の、次のイニングの先攻は、前イニングの開始時に投盤したチームが先攻する。
◆ポイントに続いて投げた赤ディスクが次に投げた青ディスクによって、赤・青ディスクともコートアウトして、コート内にポイントだけとなってしまった場合は、振り出しに戻って赤チームが投げることとします。
◆勝敗を決定する7点目の扱いは、○と△で同点の場合に○を優先します。つまり、反則があり△が与えられて7点になっても、試合が途中の場合は終了まで競技し、コート上の得点で最終の勝負を決します。
◆時間制限の競技試合で、ポイントに続いて赤または青いずれかが投げた時点で競技終了のホイッスルが鳴った場合は、このイニングに限って得点はカウントしない事とします。
◆採点時確認のためにポイント周りに集うのは各チームのキャプテンのみとします。
◆万一、審判の判定に問題があると思われ、確認・異議を申し立てる場合は、キャプテンのみが主審に申し入れます。異議などが認められない時は、最終的には主審の判定に従い、競技を円滑に進めるようにします。

◆試合終了し、同得点の場合で引分けがなく勝敗が必要の場合は、ポイントは主審が投盤し、(赤)、(青)チームの代表者1名が1投し、ポイントに最も近いディスクのチームを勝利とする。


カーリンコン

全国ディスコン連盟が新しい競技「カーリンコン」を提起しました。名前の由来は「国民的に人気の出てきた氷上カーリングを連想させ、ディスクが当たって響き合う”カーン・コーン”の音を合わせ、略して名付けられた。
カーリング・カーンコーン⇒略して、【カーリンコーン】、英文字では、【CURLINKON】
ディスコン式と比べ、ディスク投盤順序を変えたのみで、その他のルールは全く同じです。
◎競技の進め方
@主審の指示でジャンケンをして、「勝ったチームが赤で後攻」、「負けたチームが青で先攻」。
A次に「青チーム1番目の投盤者がポイントを投盤」、続いて「ディスク(青)を投盤」。
B続いて「赤チーム」、次は「青チーム」と互い違いに投げ、各チーム6枚のディスクを投盤。
Cこれで、1イニングが終了し採点。
D2イニングの開始は、「勝ったチームがポイントを投盤」。
◎主審の役割

赤、青、赤、青、とディスクを交互に投げ合う方式なので、「競技全体の進行役」が役割。
@試合開始時の挨拶とジャンケン指示、「赤・後攻」、「青・先攻」指示。
Aラインに接触したディスク・ポイントのセーフ・アウトの判定。
Bコート外ディスクの没収。
C必要に応じ、その時点での最接近ディスクのアナウンス(事例;「青より赤が近い」)。
  競技中でもキャプテンは、コート入りOK!(投盤の邪魔をしない配慮が必要)。
Dペナルティーになる反則行為の確認と得点係への指示。
E必要に応じ、メジャー測定。
F両チームのキャプテンとともに、得点の確認。
G次イニングの投盤指示。(勝ったチームがポイント投盤)。
H試合終了時の再整列指示と結果発表。
◎カーリンコン式の特長
@1投、1投の赤・青判定が無くなり、競技時間の短縮が望める。
A主審の過大負担がなくなる。
B後攻めに、最後の1投による逆転劇シーンの演出が可能な場面も考えられ、ワクワクしながら緊張を持続できます。(氷上カーリングでは、先攻ではなく、後攻の1投が戦略上の要の一つです。)
C両チームが常に、ほぼ同数のディスクを保持しているので、善し悪しにかかわらずポイント・アウトを狙った投盤の効果が薄れます。



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